聖マリアンナ医科大学医学部英語の傾向と対策!(D組講師三浦 淳一先生)

2024.12.01

今月は医学部専門予備校D組英語科講師の三浦 淳一先生に聖マリアンナ医科大学英語の入試対策をお聞きしました。

聖マリアンナ医科大学の傾向とは?

Q:三浦 淳一先生よろしくお願いいたします。早速ですが近年の聖マリアンナ医科大学の英語には特別な傾向はありますか。

A:まず、医学部入試の英語は、スピードを重視する大学と、スピード重視ではない大学に分けられます。前者の典型例が順天堂や東邦、後者の典型例が杏林や聖マリです。私はこの分類をかなり重視していまして、英語の学力はちゃんと勉強すれば上がるんですけど、スピードというのは、もちろん練習量でカバーできる部分もありますが、もともとの要領の良さとか頭の回転の速さとか、努力ではどうしようもない要素がかなり関わってくると思うのです。聖マリの話に戻しますと、基本的にこの大学の問題はじっくり考えて解かせるタイプの問題です。ここ3年は日本語で100字以上書かせるような記述問題が出されており、共通テストみたいな情報処理能力テストじゃないことは明らかですね。

出題傾向から見える大学側の意図とは?

Q:三浦 淳一先生としては,その傾向にはどういった大学の意図が現れていると想像されますか。

A:医師に限らずどんな仕事もそうでしょうが、大量の仕事をテキパキこなしていくタイプの人も必要だし、じっくり丁寧に進めていくタイプの人も必要ですよね。この大学の入試問題を見る限り、後者のタイプの医師を育てたいのかな、と思います。

合格水準に達してない受験生はどうすればいい?

Q:現在,まだ合格水準に足りていない受験生が聖マリアンナ医科大学医学部の合格水準に達するための努力としてはどういったものが考えられますか。

A:私立医学部の受験生は、記述問題が苦手な人が圧倒的に多い。この大学は記述問題の配点が高いので、そこを重点的に強化すれば大逆転も可能だと思います。

合格する受験生の特徴とは?

Q:これまで聖マリアンナ医科大学医学部に合格してきた受験生にはどういった特徴がありましたか。

A:こんな言い方は失礼になるかもしれませんが、私の印象としては、そんなに頭のキレが良いわけじゃないけど真面目な生徒が多いですね。授業に休まず来て、きちんとノートを取っているようなタイプ。あと、英語が苦手でも理系科目で稼げるタイプがよく受かっている印象があります。

入試当日の注意点は?

Q:聖マリアンナ医科大学医学部の入試当日に気を付けてほしい点はありますか。

A:まず、英語の配点ははっきり言って低いので、できなくてもあまり気にしないこと。それから、記述問題は意地でも解答用紙を埋めること。あっさり諦めて記述を書かない受験生が多いはずなので、ちゃんと書いているだけでも好印象です。厳しく採点したら全体の得点が低くなってしまうはずなので、おそらく採点は甘いはず。よほどポイントを外さない限り、点数はもらえると思いますよ。

受験生へのメッセージ

Q:いよいよ冬期,直前期を迎えラストスパートに入る受験生に熱いメッセージをお願いします。

A:いろいろ出題傾向の話をした後にこんなことを言うのも変なんですけど、あまり出題傾向を気にしすぎないようにしましょう。「○○大学の英語」なんてものはなくて、英語は英語なので。ちゃんと英語力が付いていれば、合格点は取れますよ。入試はフェアな勝負の世界なので、頑張った人が報われます。医学部受験生の皆さんは目標が明確だから、頑張ることも苦ではないはず。人を助ける仕事に就きたいなら、まず自分が心身ともにタフにならなくては。直前期の追い込みは自分を鍛え上げるチャンスだと思って頑張ってください!

三浦 淳一先生の好きなおやつとは?

Q:最後に三浦 淳一先生の好きなおやつを教えてください。

A:ワイン・日本酒・ビールに合うものなら何でも(笑)。受験生の皆さんの合格報告が何よりお酒を美味しくしてくれるので、頼みますよ!

すばらしい!確かに受験生の皆さんの合格報告は一年の労をねぎらう最高のおやつですね!なるほど,三浦 淳一先生ありがとうございました。大学ごとの傾向を把握しつつも、最後までしっかりとオーソドックスな英語学習を続けることが大切なのですね。心に刻みたいと思います。引き続きD組の医学部受験生たちにも熱意あるご指導をよろしくお願いいたします。

医学部専門予備校D組では現在の成績に関係なく10人程度の少人数クラスで三浦 淳一先生の英語の対面講義を受けることができます。

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