福岡大学医学部生物の傾向と対策!(D組講師 大町 尚史 先生)

2025.10.05
福岡大学医学部生物の傾向と対策!(D組講師 大町 尚史 先生)

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福岡大学医学部生物(2024年度/一般)-入試情報

出題形式

答えのみ記述

試験時間

60分(理科2科目120分)※

難度(5段階)

1.1(易しい)※

分量(必要時間)

40分(やや少ない)※

合格に要する正答率予想

88% ※

大問数

5問 ※

出題内容

DNAの構造と複製,遺伝情報の発現, 光合成と化学合成, 適応免疫, 形態形成とその調節, 植物群集の遷移と分布

求められているもの

福岡大学は他学部と共通問題のため,問題のレベルは基本問題が大半を占める。医学部独自の問題を設定していないことから「専門的な生物知識は不要で高校生物の基本的事項を完璧にした状態で入学してくること」を望んでいると考えられる。

※試験時間、難度、分量、合格正答率は講師コメント・編集部推定。

今月は医学部専門予備校D組生物科講師の大町尚史先生に福岡大学生物の入試対策をお聞きしました。

減点されない答案作りと考察力の養成

大町尚史先生よろしくお願いいたします。早速ですが近年の福岡大学の生物には特別な傾向はありますか。

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教科書レベルの知識を確実に定着させることが最優先です。『基礎問題精講』などの標準的な問題集で頻出分野を重点的に学習しましょう。
用語の正確な記述や簡潔な論述に慣れるため、過去問演習を通じて記述形式に慣れておくことが重要です。減点されない答案作りを意識しましょう。
図表やグラフを読み解く力、論理的な思考力が求められます。過去問や模試問題を活用して、考察力を養いましょう。
余裕があれば難しい知識問題にも対応できるようにしておくと安心です。
本番では考察力や計算問題に時間を取られすぎないよう、模試などで時間配分の練習を重ねておきましょう

医学的素養を育むための入試設計

大町尚史先生としては,その傾向にはどういった大学の意図が現れていると想像されますか。

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基礎学力の重視:教科書レベルの知識の定着
医学部においては専門的な知識を積み重ねる前提として、基礎的な理解力と正確な知識の習得が不可欠です。『基礎問題精講』など標準的な問題集を推奨する点から奇をてらった問題よりも標準的な知識の確実な運用力を重視していることが伺えます。
論理的思考と記述力の評価
用語の正確な記述や簡潔な論述が求められることから、暗記だけではなく理解に基づいた表現力を評価していると考えられます。
考察力とデータ読解力の重視
図表やグラフを読み解く力を求める傾向は、実験データや臨床情報を扱う医学的素養を意識していると考えられます。これは、単なる知識ではなく状況に応じて情報を分析・判断する力を持つ学生を選抜したいという意図の表れです。

生物で差をつける! 戦略的学習のすすめ

現在,まだ合格水準に足りていない受験生が福岡大学医学部の合格水準に達するための努力としてはどういったものが考えられますか。

単なる暗記ではなく「論理的理解」と「出題傾向への適応」が不可欠です。生物は医学部入試において差がつきやすい科目であり、戦略的な学習が合否を左右します。
出題の傾向としては、難易度は標準~やや難、教科書レベルを超えた思考力を問う問題も出題、記述式+選択肢、図表・グラフ・実験考察問題が頻出します。
語句暗記ではなく『因果関係』を意識した理解力を深める。遺伝の計算問題はパターン化して反復練習、解答の根拠を言語化することで記述力も向上する。

医学部合格者の思考と得点力の秘密

これまで福岡大学医学部に合格してきた受験生にはどういった特徴がありましたか。

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福岡大学医学部に合格してきた受験生には、いくつかの共通する「特徴」と「資質」が見られます。単に学力が高いだけではなく医学部という専門性の高い進路に相応しい姿勢や戦略を持っていることがポイントです。
高校範囲の内容を深く理解し標準~やや難レベルの問題に対応できる、特に数学・理科(化学・生物or物理)で安定した得点力がある、合格者は『数学・理科で稼ぎ、英語で安定させる』戦略をとる傾向が多い。

合格への一歩は、当日の行動から

福岡大学医学部の入試当日に気を付けてほしい点はありますか。

試験会場までのルートを事前に確認し(交通機関の遅延も想定)、試験開始の1時間前には会場に到着するように行動しましょう。会場周辺のコンビニ・トイレの位置も把握しておくと安心です。
各科目で見直し時間を含めた時間割を頭に入れておく、難問に固執せず取れる問題から確実に得点する。記述問題では「聞かれていることに答える」ことを意識する。深呼吸や軽いストレッチでリラックスするのも良いでしょう。

「昨日の自分を超えてゆけ」

受験生に熱いメッセージをお願いします。

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医学部受験は知識の勝負じゃない覚悟の勝負です。「人の命を預かる」という未来に向かってどれだけ自分を磨けるかそれを試されています。
努力を重ね誠実に学び続けることで努力は決して無駄になりません。
大事なのは昨日の自分を超えることです。その瞬間、貴方は合格に近づきます。

自然の息吹に包まれて一喧騒を離れて・静かな時間を

最後に大町尚史先生の「癒しの時間」を教えてください。

特別な方法は設けておりませんが、週末には近隣の公園を散策し、季節ごとに移り変わる植物の姿を静かに観察する時間を大切にしております。
自然の息吹に触れることで、心が穏やかに整い、日々の喧騒から離れて自分自身を見つめ直すひと時となっています。

なるほど,大町尚史先生ありがとうございました。引き続きD組の医学部受験生たちにも熱意あるご指導をよろしくお願いいたします。

医学部専門予備校D組では現在の成績に関係なく10人程度の少人数クラスで大町尚史先生の生物の対面講義を受けることができます。少人数制だからこそ可能なきめ細やかな指導と、質疑応答の時間を豊富に設けることで生徒一人ひとりの理解度を深め、着実に実力アップを目指します。さらに、アットホームな雰囲気の中で周りの生徒と切磋琢磨しながら学ぶことができるのもD組の魅力です。

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