兵庫医科大学医学部数学の傾向と対策!(D組講師 髙橋 俊介先生)

2025.08.03
兵庫医科大学医学部数学の傾向と対策!(D組講師 髙橋 俊介先生)

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兵庫医科大学医学部数学(2024年度/一般)-入試情報

出題形式

論述

試験時間

90分

難度(5段階)

4.0(やや難しい)

分量(必要時間)

105分

合格に要する正答率予想

65%

大問数

3問

出題内容

小問集合、図形と格子点、微分積分(III)

求められているもの

全て論述問題で証明問題もあるため、自分の考えを言語化できる学生を求めていると考えられる。

※難度、分量、合格正答率は講師コメント・編集部推定。

今月は医学部専門予備校D組数学科講師の高橋 俊介先生に兵庫医科大学数学の入試対策をお聞きしました。

小問集合+論述2題の構成と標準的な難易度

高橋 俊介先生よろしくお願いいたします。早速ですが近年の兵庫医科大学医学部の数学には特別な傾向はありますか。

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推薦入試は適性検査という名目の数学がありますが詳細は不明なので、一般入試についてお話いたします。近年はずっと大問1が小問集合で小問5題、大問2と3が論述形式の問題のセットになっています。ちなみに2020年は大問1が3つの問題から構成されていますが、それぞれ設問が細かく設定されていましたし、2019年は大問1が4つの問題から設定されており、同様に設問が設定されている問題が並んでいましたが、2021年からはほぼ単問形式になっています。
 難易度は、大問1の小問集合はどれも見たことが無いような問題はほとんどなく、初手で悩む事はほとんど無いと思われますが、実際手と出してみると意外に計算のボリュームがあって大変な年もあるなという印象です。
 大問2と3も既視感のある有名問題や題材が多く、発想力というより計算や処理能力を必要としている問題が多いです。解いた過程をしっかりと書くように指示があります。近年、数列・複素数平面・微積分の出題頻度が高く、図形やベクトルもよく出題されています。後半あまり上手くない出題がされることもあり、作問能力はそんなに高い大学ではないと思います。(外注かもしれませんが・・・。)。
 90分という試験時間に対しての量は適量な年が多く、初手力も低いので解く順番に苦労したり、問題の取捨選択で苦労することはほとんど無いと思います。
 7割くらいの得点がボーダーかと思っています。

大学の意図:努力できる人物を求める

高橋 俊介先生としては,その傾向にはどういった大学の意図が現れていると想像されますか。

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①入試に向けてきっちりと準備をすれば結果が出るような出題なので、コツコツと努力できる人物を欲している
②発想力よりもシステマティックな考え方が出来る人物を欲している
粘り強く計算が出来ることを要求している
だと思うので天才型よりも努力できる人物を望んでいるのでは無いかと思います。

合格への道:典型問題の徹底演習と論述添削

現在,まだ合格水準に足りていない受験生が兵庫医科大学医学部の合格水準に達するための努力としてはどういったものが考えられますか。

数学はとにかく有名参考書や問題集にある典型的で出題回数が多い標準的な問題を演習するに尽きると思います。「またこの問題か・・・」と思えるくらいに演習をして、反射的に解法が浮かぶくらいの状況にすれば合格点に達する可能性は格段に上がります。合格に必要な点数はそれなりに高いと思われるので、ある程度のボリュームがある計算をきっちりと遂行するためにも、理解だけでなく些細な計算まで毎日実直にやる必要があります。決して難問に手を出すのではなく、典型的な問題を集めたものを使って演習することがポイントです。また、論述力も必要なので答案を身近な教員や講師などに添削してもらうことも必須です。

合格者の特徴:努力で克服する生徒が多い

これまで兵庫医科大学医学部に合格してきた受験生にはどういった特徴がありましたか。

数学が出来るって生徒ではなく、あまり得意ではないけど努力は出来るって感じの生徒が多かった印象です。兵庫医科大学対策としては、とにかく典型的な問題を色々と演習させて、計算力をつけるために毎回計算練習をさせていました。結果が出やすい出題なので、気分屋さんにも向いている大学かもしれません(笑)
私は九州での指導が主だったので、あまり兵庫医科大学に進学した生徒は多くないですが、全員出会った時の偏差値は40台だったと記憶しています。そこからでも十分に狙える大学だと思いますので、現在判定が出ていない生徒さんもあきらめずに頑張ってください

学習の注意点:典型問題への特化と計算力強化

兵庫医科大学医学部の入試で特に気を付けてほしい点はありますか。

使う問題集や参考書でかなり影響が出ると思います。難しいものが載っているような物や講義は出来るだけ排除して、典型的で背景があるような有名問題の理解と演習に特化すべきだと思います。市販の問題集では網羅型から講師にチョイスしてもらったりするのが早道です。計算力をつけることも必須なので、計算が不安な人はカルキュールなどの計算だけの問題集を1つやっても良いかと思います。
手前味噌ですがD組だとテキストを中心に学習すれば、それだけで確実に到達できる大学の1つです。

受験生へのエール:正しい選択と学習で未来を拓く

これから受験期に入る受験生に一言お願いします。

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正しい選択をし、正しい学習方法で学んでいけば必ず未来は開けます。
辛く厳しい受験生活ですが、その先の輝かしい未来を夢見て頑張ってください。
学習や進路で悩む事があれば我々D組が相談に乗りますので、気軽に連絡してくださいね。いつでも全力で応援します!

なるほど,高橋 俊介先生ありがとうございました。引き続きD組の医学部受験生たちにも熱意あるご指導をよろしくお願いいたします。

医学部専門予備校D組では現在の成績に関係なく10人程度の少人数クラスで高橋 俊介先生の数学の対面講義を受けることができます。少人数制だからこそ可能なきめ細やかな指導と,質疑応答の時間を豊富に設けることで生徒一人ひとりの理解度を深め,着実に実力アップを目指します。さらに,アットホームな雰囲気の中で周りの生徒と切磋琢磨しながら学ぶことができるのもD組の魅力です。

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