獨協医科大学生物の傾向と対策!(D組講師 牧島 央武先生)

2025.06.01
獨協医科大学生物の傾向と対策!(D組講師 牧島 央武先生)

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獨協医科大学医学部生物(2024年度/一般)-入試情報

出題形式

選択肢

試験時間

60分(理科2科目120分)

難度(5段階)

2.0(やや易しい)

分量(必要時間)

63分(標準)

合格に要する正答率予想

62%

大問数

5問

出題内容

呼吸, 筋収縮とエネルギー, 遺伝子の発現とその調節,植物の環境応答, ABCモデル, 個体群, 捕食・被食の関係, 生物多様性, 生物の進化・ハーディ・ワインベルグの法則

求められているもの

さまざまな単元から標準的な内容の出題が多い。全体的に取りこぼしなく解答する必要があるため、特定に苦手分野を放置しない姿勢が求められる。

※難度、分量、合格正答率は講師コメント・編集部推定。

今月は獨協医科大学生物の入試対策について、医学部専門予備校D組生物科講師の牧島央武先生にお聞きしました。

基礎的な知識から考察まで、単元も内容もバランス良く出題される

牧島央武先生よろしくお願いいたします。早速ですが近年の獨協医科大学の生物には特別な傾向はありますか。

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獨協医科大学の生物試験は、マークシート形式で例年大問5題の構成となっています。出題分野は全範囲からバランスよく網羅しており、2日程のいずれかで必ず一題は生態系や進化などのマクロな単元から出題されるのが特徴です。私立医学部を目指す受験生は、生態系や進化の単元の学習が不足しがちですが、獨協医科大学を受験する場合は十分な対策が必要です。また、各大問の前半は基本的な知識を問う問題や文章正誤問題、後半は実験考察問題という典型的な難易度の傾斜構成となっている点も印象的です。「ブレの少ないスタンダードな入試問題」という雰囲気が特徴的です。

努力を積み重ねることができる才能が求められる

牧島央武先生としては,その傾向にはどういった大学の意図が現れていると想像されますか。

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獨協医科大学の入試問題は難問や奇問が少なく、努力が反映されやすい構成になっていると感じます。大学側は、「一部の天才を入学させたい」というよりも、コツコツと課題に取り組み、努力を積み重ねることができる人を評価したいと考えているのではないでしょうか。
医学は多くの先行研究を土台として成り立っている学問であり、皆さんは大学入学後、まず膨大な知識体系を身につけることになります。その学習の過程で生じる苦労に正面から向き合う素養が求められていると考えられます。

学問に王道なし

現在,まだ合格水準に足りていない受験生が獨協医科大学医学部の合格水準に達するための努力としてはどういったものが考えられますか。

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獨協医科大学の生物の入試問題は王道的な構成であり、その対策も基本に忠実な方法が最適です。問われる知識は教科書の内容を逸脱せず、実験考察問題も標準的なものが中心となっています。
背伸びした対策ではなく、まずは教科書を活用して知識をインプットし、その後のアウトプットでは傍用問題集を完璧に仕上げ、さらに難易度の高い問題集に順番に取り組むことが重要です。
試験はマーク形式のため論述対策は不要ですが、その分「なんとなく選択肢を切る」という曖昧な判断を避け、確信を持って選択する姿勢が求められます。

疑問を持ち越さない。とにかくドンドン質問しよう!

これまで獨協医科大学医学部に合格してきた受験生にはどういった特徴がありましたか。

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最初から賢い生徒というよりも、周りに流されず努力を続けられる生徒が合格していく印象です。特に印象に残っている生徒は、授業のたびに質問し、疑問を持ち越さないようにしていました。
努力は積み重なっていきますが、「今度ちゃんと取り組もう…」という甘えも同様に積み重なっていきます。だからこそ、その都度しっかりとクリアしていくことが大切です。

時間管理が合否を左右する! 効率的な解答テクニック

獨協医科大学医学部の入試当日に気を付けてほしい点はありますか。

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獨協医科大学医学部の生物試験では、問題数が多く時間管理が重要です。試験はマーク式で、選択肢から正答を選ぶ形式となっています。特に生態、生殖・発生、体内環境、代謝・酵素などの分野が頻出なので、幅広く対策をしておくことが大切です。
試験時間は理科2科目で120分(1科目あたり約60分)ですが、問題量が多いため、時間配分を意識しながら解くことが求められます。リード文の長い問題やグラフ・表を含む問題も多いので、情報を素早く読み取る力が必要です。
また、標準レベルの問題が中心ですが、すべてを丁寧に解くのは難しいため、時間がかかりそうな問題は適宜飛ばす判断も重要です。過去問を活用し、時間内に解き切る練習をしておくと安心ですね。
試験当日は、焦らず冷静に問題を解くことを心がけてください。最後まで諦めずに頑張ってくださいね!応援しています📚✨

その疑問は今解決すべき!

新学期を迎え受験勉強を本格的に始める受験生に熱いメッセージをお願いします。

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「新学期が始まったばかりだから、受験本番までまだ時間がある」と思っているあなた! 実際は、本番までの時間はあっという間です。疑問点を先送りにすると、一度も解決しないまま本番を迎えてしまう可能性があります。その日の疑問は、その日のうちに早めにクリアしておきましょう。
「まだやる気が湧かないけれど、本番が近づけばやる気が出るはず」と思っているあなた!!誰でも本番が迫ればやる気は出ますが、今の時期に頑張るからこそライバルとの差を縮め逆に差をつけることができるのです。
これまでになく自分に厳しい一年にしましょう。

手帳で管理 効率的なスケジュール術

最後に牧島央武先生の「大切なもの」を教えてください。

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手帳を大切にしています。スケジュールはスマホではなく手帳に書き込むようにし、普段からToDoリストなどを書くのにも使っています。ToDoリストに書き込むことで「やらなきゃいけないこと」と意識できるようになるので、仕事のペースを作りやすくなります。勉強の予定を立てるのが下手な人は是非、自分でリストを作ってみましょう

なるほど,牧島央武先生ありがとうございました。引き続きD組の医学部受験生たちにも熱意あるご指導をよろしくお願いいたします。

医学部専門予備校D組では現在の成績に関係なく10人程度の少人数クラスで牧島央武先生の生物の対面講義を受けることができます。少人数制だからこそ可能なきめ細やかな指導と、質疑応答の時間を豊富に設けることで生徒一人ひとりの理解度を深め、着実に実力アップを目指します。さらに、アットホームな雰囲気の中で周りの生徒と切磋琢磨しながら学ぶことができるのもD組の魅力です。

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