岩手医科大学医学部数学(2024年度/一般)-入試情報
出題形式
マークシート方式
試験時間
60分
難度(5段階)
3.7(やや難しい)※
分量(必要時間)
80分(やや多い)※
合格に要する正答率予想
57% ※
大問数
3問
出題内容
「対数関数」「2円と共通接戦」「確率」
求められているもの
出題される分野の偏りが以前と比べると少なくなっており、特定の分野に強い学生ではなく、全般的な学習をしている学生を求めていると考えられる。
※難度、分量、合格正答率は講師コメント・編集部推定。
今月は岩手医科大学数学の入試対策について、医学部専門予備校D組数学科講師の橋本直哉先生にお聞きしました。
時間配分と解答戦略
橋本直哉先生よろしくお願いいたします。早速ですが近年の岩手医科大学の数学には特別な傾向はありますか。

試験時間は英語科目と合わせて120分で、解答形式はすべてマークシート方式です。大問は全3題が出題され、様々な単元の問題が含まれますが、特に「場合の数・確率」「図形と方程式」「数学Ⅲの微積分」が頻出となっています。
全体的な難易度は標準レベルですが、計算量の多い問題や高難度の問題が含まれるため、試験時間内に全問を解き切るのは難しいでしょう。したがって、解ける問題とそうでない問題を適切に取捨選択することが、得点を最大化するうえで重要です。
幅広い数学学習と情報処理能力の必要性
橋本直哉先生としては,その傾向にはどういった大学の意図が現れていると想像されますか。

データ分析や空間図形など、受験生が苦手としがちな単元からも出題されていることから幅広く数学を学習してきた学生が求められていると考えられます。また、数学では難易度の高い設問や計算量の多い問題が含まれているうえ英語とのセットで試験が行われることから、限られた時間の中で及第点を取るための高い情報処理能力が必要とされていると言えるでしょう。
合格への鍵は時間配分と学習の幅
現在,まだ合格水準に足りていない受験生が岩手医科大学医学部の合格水準に達するための努力としてはどういったものが考えられますか。
まずは、全ての単元において基礎〜標準レベルの問題を確実に解ける学力を身につけることが重要です。幅広い単元が出題されるため特定の単元を苦手とせずバランスよく学習を進めましょう。
学力が一定程度身についたら、過去問演習を活用し時間配分や問題の取捨選択の練習を行うことで試験時間内に得点を最大化する訓練を重ねていくことが合格への近道と言えます。
英語試験の時間配分が合否を左右する
これまで岩手医科大学医学部に合格してきた受験生にはどういった特徴がありましたか。

英語が得意な生徒は岩手医科大学に合格しやすい傾向があると思います。英数セットで120分の試験時間なので、英語を早めに終わらせ、余った時間を数学に費やすせていることが一因だと考えています。「英数2科目合わせて及第点を取る!」ということを念頭に過去問演習をしっかり2科目で取り組み、時間配分などの戦略を立てている生徒が良い結果を残していると思います。
時間切れを防ぐ・過去問演習で鍛える
岩手医科大学医学部の入試当日に気を付けてほしい点はありますか。
難易度が高い問題や計算量が多い問題に時間を使いすぎないことです!「気づいたら試験時間が残っていない…」という状況にならないためにも、手が止まり始めたら次の問題に取り掛かりましょう。時間配分は合否を分けるポイントの1つだと思いますので、本番で失敗しないためにも普段から時間配分を意識して過去問演習に取り組んでみてください。
基礎を固めて合格へ
これから夏休みを迎える受験生に夏休み中の学習アドバイスをお願いします。

「夏は受験の天王山」とも言われるように、受験生にとって大切な時期になります。夏休み期間での学習で意識して欲しいことは「基礎の徹底」です。予備校などに通われている方であれば、前期の間にほとんど基本的な内容は学習しているはずです。学習した知識をしっかりと定着させ、1つ1つの知識に理解を深めることがとても重要になります。こういった基礎は、9月以降に行う実戦的な問題を解くときの土台となってくるものです。夏の間に考える土台をしっかりと作り、9月以降の学習をより効果的にしていきましょう。
「うまトマハンバーグ」がレギュラーに!
最後に橋本直哉先生の「好きな松屋のメニュー」を教えてください。

創業当初から人気の「牛焼肉定食」!
時代とともに進化しながら受け継がれてきたこの定食が、さらにグレードアップしました。新しくなった「牛焼肉定食」には、赤身とサシのバランスが絶妙な柔らかくジューシーなアンガス種を使用。これまで以上に質の高い一品に仕上がっています。
続いては「うまトマハンバーグ定食」!
鉄板でふっくらジューシーに焼き上げたハンバーグに、ニンニクの旨味とトマトの酸味がクセになる特製トマトソースを絡めた逸品。今年から「うまトマハンバーグ」がレギュラーメニューとして登場したそうですよ!気になった方は是非ご賞味ください。
ダイエット中の私には、なんとも辛いニュースですね…!
なるほど,橋本直哉先生ありがとうございました。引き続きD組の医学部受験生たちにも熱意あるご指導をよろしくお願いいたします。
医学部専門予備校D組では現在の成績に関係なく10人程度の少人数クラスで橋本直哉先生の数学の対面講義を受けることができます。少人数制だからこそ可能なきめ細やかな指導と、質疑応答の時間を豊富に設けることで生徒一人ひとりの理解度を深め、着実に実力アップを目指します。さらに、アットホームな雰囲気の中で周りの生徒と切磋琢磨しながら学ぶことができるのもD組の魅力です。