佐久総合病院 地域ケア科医長 色平哲郎先生 講演会

「僕は20歳だった。それが人生で最も美しい時代とは誰にも言わせない」

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イベントの概要

開催日程と場所

日 程

2025年7月17日(木)
13:10 〜 14:40

費 用

無料(先着15名)

D組教室
申し込み方法
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※外部予約が15名に達した時点で募集を締め切らせていただきます。

イベントについて

講演者プロフィール

色平哲郎(JA長野厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医長)

● いろひら てつろう氏。東京大学工学部を中退し世界を放浪後、京大医学部入学。佐久総合病院, 京都大学附属病院を経て, 1998年から2008年まで南相木村国保直営診療所長。08年から現職。

参考

~ 事前に読んでおいてください ~

哲学者の鶴見俊輔が米ハーバード大に入ったのは1939年のことだ。16歳だった。成績優秀で、すぐに飛び級コースに進んだほどである。ところがわずか2年後に太平洋戦争が始まる。開戦からまもなく鶴見は米連邦捜査局(FBI)に捕まり、留置場送りとなった。

  • 驚かされるのが大学の対応である。FBIに押収された書きかけの論文を教授が取り返し、続きに取り組めるようにしたのだ。留置場に試験官も派遣した。拘束されてしまったために、鶴見は十分に講義に出ていない。だが彼が獄中で仕上げた論文を、それを補うものと認めて正式に卒業証書を出した(「日米交換船」)。
  • 戦争中の「敵性外国人」にして、この処遇である。政府とハーバードの判断は違う、と鶴見は言う。それは自由の国のソフトパワーの源泉だったはずだ。が、強権国家のごとき施策をまたも打ち出したトランプ政権である。同大の留学生受け入れ資格をストップするという。道理が素通りされる展開に改めてあぜんとする。
  • 矢継ぎ早の攻勢には、批判勢力を疲弊させる狙いもあろう。分断が底なしに広がらぬよう、冷静に事態に対処できればと願う。「自分がしゃべっていることは全部間違っていると思うことがある」。鶴見は在学中、そう語る哲学者ラッセルの講座に感銘を受けたそうだ。好き放題の王様の耳にも、いつか届くといいのだが。

「春秋」 日本経済新聞 2025年5月24日

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